T細胞上に発現しているT細胞受容体(T-cell receptor, TCR)は、MHC分子とペプチド断片の複合体(MHC-peptide Complex)を特異的に認識して結合します。1996年、AltmanらはMHC Tetramer試薬を用いて、これらの抗原特異的T細胞をフローサイトメトリーにより1個ずつ検出することに成功しました。MHC Tetramer試薬は、これまでサイトカインの産生や細胞傷害性活性の確認などで間接的にしか捉えることができなかった抗原特異的T細胞を直接的に検出することを可能にしただけでなく、抗原特異的T細胞の分離にも利用できるため、抗原特異的T細胞の機能やフェノタイプ等の詳細な解析を可能にしました。 MBLは、MHC Tetramer試薬が感染症やがんワクチン療法のみならず、細胞免疫療法、移植免疫、自己免疫疾患などの基礎および臨床研究にも広く利用される事を目指し、体外診断薬医薬品としての可能性も視野に入れて事業を発展させていきたいと考えております。
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・検出原理・作製方法・特徴
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