酵母Atg14の哺乳類ホモログであるAtg14Lは、Beclin 1、Vps34、p150 と共にクラスIII PI3K 複合体を形成しています。このAtg14L複合体は隔離膜に局在し、オートファゴソーム形成の正の制御因子として機能しています。UVRAGもまたBeclin1、Vps34、p150と複合体し、オートファゴソームとリソソームの融合過程やエンドサイトーシスを正に制御しています。一方でRubiconはこれらの過程を負に制御することでオートファジーに抑制的に働きます。
疾患との関連については、Beclin 1はがん抑制因子であることが示されており(Liang XH et al. Nature. 1999, PMID: 10604474)、特に乳がんとの関連に注目が集まっています。一方、Rubiconは高脂肪食摂取時に肝臓で発現が上昇し、オートファジー機能の低下による脂肪の蓄積や肝障害との関わりが報告されています(Tanaka S et al. Hepatology. 2016, PMID: 27637015)。
■ Western blotting
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