ヒト腸オルガノイド培養方法

3. ヒト腸オルガノイドの凍結ストック作製

手順  
①継代から2-5日間培養したオルガノイドを用いる。 継代3日目のオルガノイド写真
②ウェルの培地を除去する。 <方法 2. ヒト腸オルガノイドの継代(酵素分散法)>の手順①~③の動画をご覧ください。
③250 µLのTrypLE™ Express Enzyme(Thermo Fisher Scientific)をウェルに添加して、チップの先でゲルを崩す。

※TrypLE™はThermo Fisher Scientificの登録商標です。
④15 mLの低吸着チューブに③全量を回収する。
⑤15 mLチューブを湯浴で37°C、5~10分処理し、ピペッティング(20-30回程度)で細胞を分散させる。 15mLチューブを湯浴で処理
⑥Basal mediumを9 mL添加する。 Basal mediumを添加
⑦遠心(400 g × 3分、室温)する。
⑧上清を除去する(細胞がペレットとなっていることを確認してから行う)。 上清の除去
⑨遠心(400 g × 3分、室温)する。
⑩残った培地をピペットマンで除去する(細胞を吸ってないことを確認する)。
⑪500 µLのCell culture freezing mediumを加えて懸濁する。
⑫凍結バイアルに全量加えてCoolCell(CORNING)で-80°C一晩保存し、翌日、-150°Cに保管する。

その他の培養工程