RNA・エピジェネティクス・発生の研究に!
PIWI-interacting RNA(piRNA)は、長さ24~30塩基の生殖細胞特異的に発現する小分子RNAです。piRNAは、トランスポゾンRNAまたはゲノムのpiRNAクラスターが由来とされますが、その生合成経路はまだ明らかにされていません。piRNAは、同じく生殖細胞特異的なRNAi関連因子のPIWIタンパク質にローディングされて、転写レベルでのトランスポゾンの発現抑制に寄与していると考えられています。
PIWIL2 (MILI)は、生殖細胞特異的に発現するArgonauteファミリータンパク質の一つです。同じく生殖細胞特異的な小分子RNAであるpiRNAの生合成や、piRNAと結合してトランスポゾンの抑制に関与しています。
また、MILI欠損マウスや点突然変異マウスでは、精子形成不全による不妊が認められることが報告されています。
■Immunoprecipitation
■Immunohistochemistry
■Western blotting | ■Immunoprecipitation |
本モノクローナル抗体(クローン 1D5)は、マウス精巣のACE(testicular ACE)を抗原として作製されました。体細胞型Aceと精巣型Aceの両方を認識します(PMID: 16870943)。ウェスタンブロッティングや免疫染色でお使いいただけます。
■Western blotting | ■Immunohistochemistry |
Ly6kは、主に精巣で発現しているGPIアンカー型タンパク質です。同じくGPIアンカー型タンパク質であるTex101と複合体を形成して、精子の受精能獲得に関与することが報告されています。
■Immunoprecipitation
■Flow Cytometry