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Protein Tyrosine Phosphatase Assay Kits




プロテインホスファターゼは、蛋白質の脱リン酸化を触媒する酵素で、リン酸化アミノ酸に対する特異性により、セリン/スレオニンホスファターゼ(PP)とチロシンホスファターゼ(PTP)にわけられます。それぞれのグループに多様な分子種が存在し、シグナル伝達の制御因子としての機能を担っています。 PTPには、チロシン特異的PTPと、チロシンだけでなくセリン/スレオニンも脱リン酸化できる二重特性を示すPTPがあります。チロシン特異的PTPは、さらに受容体型と非受容体型に分けられます。

◎簡単、迅速なアッセイが可能です。
◎インヒビターやモジュレーターのスクリーニングに最適です。
◎B/F 分離を必要としないホモジーニアスなアッセイ系です。
◎大規模なドラッグスクリーニングにも最適です。
◎放射能、毒物、劇物などを一切使用していません。





Protein Phosphatase Cdc25 Fluorometric Assay Kit

高等真核細胞におけるサイクリン依存リン酸化酵素 (CDK) の活性化は、CDK上の高度に保存された2つのアミノ酸残基Thr14とTyr15が、Cdc25脱リン酸化酵素ファミリーCdc25A、Cdc25B、Cdc25Cにより脱リン酸化されることにより誘導されます。Cdc25は、セリン/スレオニンおよびチロシン残基の両方を脱リン酸化することができ、CDKを活性化することにより細胞分裂をコントロールしています。Cdc25AはCDK2、CDK4、CDK6を活性化し、G1期からS期への進行を制御します。Cdc25BおよびCdc25CはCDK1/Cdc2を活性化し、G2からM期への進行を制御しています。また、Cdc25Cは、CDK1/Cdc2によりリン酸化されることで活性化されるため、CDK1/Cdc2とCdc25C間にはポジティブフィードバック機構が存在し、これにより迅速なM期への移行が行われると考えられています。さらに、Cdc25AおよびCdc25Bは、様々な腫瘍細胞において過剰発現していることが報告されており、細胞の腫瘍化に密接に関連していると考えられています。CycLex Protein Phosphatase Cdc25 Fluorometric Assay Kitは、リン酸化蛍光基質を用いたホモジーニアスなアッセイ系であり、高感度かつ簡便にCdc25の脱リン酸化酵素活性の測定が出来るキットです。

Protein Phosphatase Cdc25 Combo Fluorometric Assay Kit



Protein Phosphatase LMW-PTP/ACP1 Fluorometric Assay Kit

低分子量プロテインチロシンホスファターゼ (LMW-PTP) は、酸性プロテインホスファターゼ 1 (ACP1) としても知られている18 kDa細胞質内酵素です。LMW-PTPはタンパク質やペプチドのリン酸化チロシン残基特異的なホスファターゼですが、他のプロテインチロシンホスファターゼに対しては非常に限られた相同性しか示しません。LMW-PTPは、インスリンや血小板由来増殖因子 (PDGF) が誘導する細胞分裂や代謝シグナルに対して負の制御因子であることが示されている一方で、癌細胞において高頻度に過剰発現が認められます。LMW-PTPの過剰発現は、上皮細胞を癌化させるのに十分であり、これには受容体型チロシンキナーゼEphA2が必要であり、LMW-PTPはエフリン-EphA2シグナルを通して、腫瘍の発生と進行を誘導していることが示唆されました。LMW-PTPは、抗癌剤開発の魅力的な標的であると考えられています。

Protein Phosphatase LMW-PTP/ACP1 Fluorometric Assay Kit



Protein Tyrosine Phosphatase 組み換えタンパク質

Protein Tyrosine Phosphatase 組み換えタンパク質
Protein Phosphatase Cdc25A
Protein Phosphatase Cdc25B
Protein Phosphatase Cdc25C