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BMAL1, CLOCK, Chrono, NR1D1, NR1D2



各データで使用されているマウスは、明暗周期が管理された環境で飼育されています。
12/12時間の明暗周期の場合は、明期の開始時刻を「ZT0」、暗期の開始時刻を「ZT12」と表します。
ZTとは、Zeitgeber Timeの略語で、ドイツ語のZeitgeberは英語ではTime giver、同調因子を意味します。


概日パスウェイ

BMAL1, CLOCK

約24時間周期の概日リズムは、時計遺伝子群(6つのコア因子が知られる)の転写と翻訳のフィードバックループによって発生しています。 コア因子の代表分子であるBMAL1とCLOCKはヘテロ二量体を形成します。ターゲット遺伝子の制御領域(E-box)に結合し、転写を正に制御します。ターゲット遺伝子にはPeriod(Per1, Per2)、Cryptochrome(Cry1, Cry2)が含まれており、転写・翻訳されたPERとCRYタンパク質もまたヘテロ2量体を形成して核移行し、BMAL1/CLOCK複合体の機能を負に制御します(ネガティブフィードバックループ)。 E-boxを有するCCGsはBMAL1/CLOCKの制御を受け発現し、概日リズムに応じた各種遺伝子が発現します。▼製品はこちら

BMAL1と脂質代謝
BMAL1は脂質代謝にも関与しているそうだよ!
夜遅くに食事をすると太りいやすいっていうけど、原因の一つにBMAL1の影響もあるのかも!?


Chrono

近年、Chrono(Gm129)がBMAL1/CLOCKとフィードバックループに関与していることが理化学研究所の内匠透先生らによって報告されました。CHRONOはBmal1遺伝子のE-boxにリズミックに結合し、HDAC依存的にBMAL1/CLOCKの機能を抑制しています。▼製品はこちら

参考文献
Ko CH, Takahashi JS. Molecular components of the mammalian circadian clock. Hum Mol Genet. 2006 Oct 15 (PMID:16987893)
Akihiro Goriki et al. A Novel Protein, CHRONO, Functions as a Core Component of the Mammalian Circadian Clock. PLOS. 2014 April 15 (PMID:
24736997

NR1D1(Rev-erbα), NR1D2(Rev-erbβ)

BMAL1/CLOCKには第2のコアループとして、Rev-erbα, Rorα遺伝子の転写を活性化する経路も存在します。REV-ERBαとRORαはそれぞれBmal1遺伝子のプロモーター上にあるROREsに結合すると、REV-ERBαはBmal1の転写抑制、RORαは転写の活性化に働きます。なお、NPAS2(Neuronal PAS domain protein 2)はCLOCKのアナログ分子で、BMAL1と結合し、CLOCKと同様に働きます。▼製品はこちら


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