各データで使用されているマウスは、明暗周期が管理された環境で飼育されています。
12/12時間の明暗周期の場合は、明期の開始時刻を「ZT0」、暗期の開始時刻を「ZT12」と表します。
ZTとは、Zeitgeber Timeの略語で、ドイツ語のZeitgeberは英語ではTime giver、同調因子を意味します。
概日リズムの同調に光シグナルが重要であることは良く知られています。光を感じる視細胞には明暗を認識する桿体細胞と、色を認識する錐体細胞があります。視細胞に発現する3量体Gタンパク質のトランスデューシン(Gt)は光シグナルの細胞内への伝達に必要ですが、Gtを構成するαサブユニットとして、桿体細胞ではGNAT1、錐体細胞ではGNAT2が機能しています。
ゼブラフィッシュは光シグナル伝達や概日リズムの研究に利用され、GNAT2の染色用抗体は錐体細胞(Cones)の検出に有用です。
This sample was kindly provided by Drs. Tomoya Shiraki, Ph.D., Daisuke Kojima, Ph.D., and Yoshitake Fukada, Ph.D.
(Department of Biophysical and Biochemistry, Graduate school of Science, The University of Tokyo.)