WEBセミナー
「サル消化管からのオルガノイド培養系の構築」
東京農業大学 岩槻 健 教授
講師略歴
講義内容
我々はこれまで、Satoらが発表した消化管オルガノイド培養法(Sato T. et al., Nature 2009)を参考にマウス、ニワトリ、スンクスなど様々な動物の消化管オルガノイドを作製し、内分泌細胞等のセンサー細胞の機能解析を目指してきた。最近ではヒトへの応用を見据え、霊長類であるサルの消化管、膵臓、味蕾の各部位からのオルガノイド作製を試み成功している。本発表では、霊長類オルガノイドを用いた我々の取り組みを、苦労した点なども織り交ぜながらご紹介したい。