Nogginは骨形成タンパク質(BMP;Bone Morphogenetic Protein)の細胞外アンタゴニストです。Nogginは様々な親和性でBMP-2、-4、-5、-7、-13、および-14に結合してシグナル伝達を阻害します。NogginはBMPシグナル伝達の制御を介して、胚のパターン形成、ならびに神経管、歯、毛包、眼の発達において重要な役割を果たします1。
培養においては、Nogginは人工多能性幹細胞(iPSC)の神経系への分化、腸、肝臓、肺などを含む多種多様なオルガノイド培養系などで使用されています2。
■ 試験データ
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■ 参考文献
定量的ルシフェラーゼレポーターアッセイ | SDS-PAGE(w/v 15%, [還元、非還元]) |
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NogginはBMP阻害剤であり、その活性はBMP-2 (QK007) への阻害活性によって評価することができます。 HEK293T細胞をNogginと標準濃度のBMP-2で6時間処理し、BMP-2応答性ホタルルシフェラーゼレポーターアッセイで生物活性を評価したところ、EC50は72.8 ng/mL(1.57 nM)でした(lot #104291)。 |
Nogginを、SDS-PAGEを使用して分離し、CBBで染色しました。活性型Nogginは非共有結合二量体構造をとるため、非還元条件(NR)の移動度は分子量を反映しません。関連するBMPアンタゴニストのGremlin-1についても、SDS-PAGEで同様の挙動が認められます。還元条件(R)では、23 kDaの位置に単一バンドとして確認されます。 |
Code | Product | species reactivity | 25 µg | 50 µg | 100 µg | 500 µg | 1000 µg |
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QK034 | human noggin | human | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
Code | Product | species reactivity | 25 µg | 50 µg | 100 µg | 500 µg | 1000 µg |
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QK033 | mouse noggin | mouse | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
Qkine社は、2016年にケンブリッジ大学のMarko Hyvönen博士の研究室から独立し設立されました。
Marko Hyvönen博士の研究室で開発された独自の製造プロセスとタンパク質工学技術を組み合わせて、生物活性を有する高純度のアニマルフリーのリコンビナントタンパク質を製造しています。
Qkine社は、動物由来成分フリー(ADCF)ラボで製造し、非常に厳格で堅牢な品質管理基準に合格したリコンビナントタンパク質製品を提供することにより、幹細胞、細胞小器官、再生医療分野の研究開発をサポートしています。