線維芽細胞成長因子-7(FGF-7;Fibroblast Growth Factor)としても知られるケラチノサイト成長因子(KGF;Keratinocyte Growth Factor)は、FGFファミリーに属し、そのなかでもFGF-3、FGF-10、FGF-22と並んで、FGF-7サブファミリーに類されます。このサブファミリーは間葉系細胞から分泌され、隣接する上皮細胞に対してパラクリン効果をもたらします1。
in vivoでは、KGFは創傷治癒と腎臓、胸腺、海馬の発達に関与しています1。KGFは肺、乳房、肝臓および膀胱を含む多くのオルガノイド培養に用いられます2。
■ 試験データ
■ 製品リスト
■ Qkine社について
■ 参考文献
定量的ルシフェラーゼレポーターアッセイ | SDS-PAGE(w/v 15%, [還元、非還元]) |
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MCF-7細胞を用いてPromega社の血清応答配列(SRE)ルシフェラーゼレポーターアッセイ*でKGFの生物活性を評価したところ、EC50は 1.75 ng/mL (92 pM)でした。(lot #104314) *Promega pGL4.33[luc2P/SRE/Hygro] #E1340 |
KGFをSDS-PAGEを使用して分離し、CBBで染色しました。KGFは、非還元条件(NR)では19 kDa(単量体)および 38 kDa(二量体)の位置にバンドが確認され、還元条件(R)では19 kDaの位置に単一バンドが確認されました。(lot #104314) |
Code | Product | species reactivity | 25 µg | 50 µg | 100 µg | 500 µg | 1000 µg |
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QK046 | human KGF | human | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
Qkine社は、2016年にケンブリッジ大学のMarko Hyvönen博士の研究室から独立し設立されました。
Marko Hyvönen博士の研究室で開発された独自の製造プロセスとタンパク質工学技術を組み合わせて、生物活性を有する高純度のアニマルフリーのリコンビナントタンパク質を製造しています。
Qkine社は、動物由来成分フリー(ADCF)ラボで製造し、非常に厳格で堅牢な品質管理基準に合格したリコンビナントタンパク質製品を提供することにより、幹細胞、細胞小器官、再生医療分野の研究開発をサポートしています。