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Serine/Threonine Kinase Assay Kits


セリン/スレオニンキナーゼは、標的蛋白質をリン酸化することでそれらの活性を調節します。これにより、細胞周期、細胞分裂、神経伝達、筋収縮等の様々な細胞内シグナル伝達に関与しています。これらのキナーゼの異常は、多くの癌で見られます。
これらに特異的なアクチベーター、インヒビターは疾患の治療薬として注目されており、キナーゼ活性測定は、新規治療薬開発の優れた指標になると考えられています。

◎ELISA法により、簡単、迅速なアッセイが可能です。
◎細胞/組織抽出液中の酵素活性測定に最適。
◎インヒビターやアクチベーターのスクリーニングや酵素学的検討にも最適。
◎蛋白精製のモニタリング、薬理作用効果の検出も可能。


Aurora A Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

Aurora Aは癌化形質転換能を持つことが示されており、多くのヒト癌で頻繁に増幅、過剰発現が認められます。Aurora Aは、中心体成熟、染色体分離および細胞質分裂を調節するM期セリン/スレオニンキナーゼファミリーに属しています。また、Aurora AはM期への進行自体を促進することも報告されており、癌細胞のゲノムの保全および細胞周期進行の両方において重要な調節因子であることが示されています。Aurora Aは抗癌剤開発の有力な標的であると考えられています。

Aurora A Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


Aurora Family Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

セリン/スレオニンキナーゼであるAuroraファミリーは、中心体成熟、染色体分離および細胞質分裂を調節します。Aurora Aは、中心体と紡錘体に局在して紡錘体形成に関与しています。Aurora Bは、M期前期と中期に動原体に局在し、後期と終期に中心紡錘と中心体に移動します。Aurora Cは、精巣といくつかの腫瘍細胞株で主に発現しており、紡錘極に局在します。全てのAuroraファミリーは、多くのヒトの癌で過剰発現しており、悪性度の高い症例での染色体不安定性に関与することが報告されています。

Aurora Family Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


AMPK Kinase Assay Kit

AMPK
AMP活性化プロテインキナーゼ (AMPK) は、代謝経路での主要な酵素、例えばアセチル-コエンザイムA カルボキシラーゼ (ACC)、mTOR (mammalian target of rapamycin) をリン酸化して活性を調節することや、転写因子および転写補助因子の活性を制御することにより、細胞内のエネルギー代謝を制御します。AMPKの機能は、筋肉と肝臓において精力的に研究されてきました。AMPKは、ブドウ糖輸送や脂肪酸酸化などの経路を刺激して、エネルギー生産を増加させる一方、脂質合成、タンパク質合成、糖新生などのエネルギー消費経路のスイッチを切ります。脂肪細胞内のAMPKは、絶食や運動などを通して活性化されます。アディポネクチンとレプチンは、血糖降下剤と同様に、脂肪細胞内のAMPKを活性化します。この活性化はおそらくAMP/ATP比の変化と上流のキナーゼLKB1に依存しています。これらのことより、AMPKの活性化は、インスリン耐性の病態(2型糖尿病)に対して魅力的な薬学的効果があるだろうと考えられるようになりました。実際、AMPKは、既存の治療薬、例えばインスリン感受性を改善するメトホルミンやいくつかのホルモンなどの間接的な標的分子であることが明らかになっています。

AMPK Kinase Assay Kit


Rho-kinase Assay Kit

 Rhokinase
DMPKファミリーに属するRhoキナーゼは、small G proteinである Rhoのエフェクター分子です。Rho-GTPにより活性化されたRhoキナーゼは、血管を含めた平滑筋の収縮を誘導します。このRhoキナーゼは、ミオシンフォスファターゼ (MP) の活性調節を司っている110 kDa サブユニットMBS (Myosin-Binding Subunit of myosin phosphatase) のリン酸化を介して平滑筋の収縮をひきおこします。RhoキナーゼによるMBSのリン酸化により、MP活性は阻害され、結果的にミオシン軽鎖のリン酸化レベルが亢進するため平滑筋収縮がひきおこされると考えられています。
CycLex社が属するMBLグループは、Rhoキナーゼに関する以下の特許および特許出願について特許権者より特許実施に掛かるライセンスを受けております。

Rho-kinase Assay Kit

日本国特許番号 3193301
米国特許番号 6013499
日本国特許出願平 09-095321
米国特許番号 5906819


Cyclic GMP dependent protein kinase (cGK) Assay Kit

cGKは、一酸化窒素 (NO) の生成と、それに伴うcGMP濃度の上昇により活性化されます。NOとcGMPの生理学的メディエーターであるcGKの活性化は、血管の弛緩を誘導し血圧を低下させます。また、small Gタンパク質であるRhoに作用し、血小板機能の調節に働くことも示されています。これらに特異的な促進剤や阻害剤は、心疾患をはじめ多くの血管疾患の治療薬としての可能性があると考えられています。

Cyclic GMP dependent protein kinase (cGK) Assay Kit


Checkpoint Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

ヒトCdc25ファミリーには、G1期からS期への移行を調節するCdc25A、G2期からM期への移行を調節するCdc25BとCdc25Cの3種類が存在します。脱リン酸化酵素であるCdc25ファミリーによる標的の適切な脱リン酸化は、正確な細胞周期の移行に必須です。その主要な標的が、サイクリン依存性キナーゼCdc2のThr14とTyr15の2つのリン酸化部位です。これらの部位がCdc25Cにより脱リン酸化されることによりCdc2が活性化され、M期への移行が開始されます。反対にCdc25Cの活性化は、そのSer216のリン酸化により抑制されており、DNA損傷などの外的ストレスにより活性化したChk1、Chk2、C-TAK1などのキナーゼは、このCdc25CのSer216をリン酸化することにより細胞周期停止 (Cell Cycle Checkpoint) を誘導します。

Checkpoint Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


MAPKAP-kinase 2 Assay/Inhibitor Screening Kit

MAP Kinase-Activated Protein kinase 2 (MAPKAP-kinase 2) は、エンドトキシン、IL-1、TNFなどによる様々な細胞外ストレス刺激で活性化されるp38 MAPKによりリン酸化され、活性化されます。p38 MAPKは、炎症性サイトカインの生合成、アポトーシス、血小板凝集に関与することが知られており、MAPKAP-kinase 2もそれらに関与していると考えられています。好中球、リンパ球、マクロファージに限局して発現するタンパク質として同定されていた LSP1が、好中球内でのMAPKAP-kinase 2の主要な基質であることがあることが明らかになっています。さらに、ATM/ATRによる細胞周期停止 (Cell Cycle Checkpoint)の 誘導がp38 MAPK/ MAPKAP-kinase 2を介していることも報告され、新たな抗癌剤開発の有力な標的であると考えられています。

MAPKAP-kinase 2 Assay/Inhibitor Screening Kit


Pim-1 Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

Pim-1遺伝子はリンパ腫で高発現していることから同定され、造血系悪性腫瘍に関与することが報告されています。胚発生時においては胎児の造血系組織に発現しています。Pim-1はサイトカイン刺激により迅速に発現が誘導される一方、Pim-1欠損マウス細胞においてはサイトカイン刺激による細胞増殖誘導能が損なわれていることから、サイトカインによる細胞増殖誘導のシグナル伝達において重要な役目を果たしていると考えられています。また、Pim-1をMycやbcl-2と共に過剰発現させることによりリンパ腫を誘導できること、ステロイド処理によるアポトーシスから胸腺細胞を守ること、IL-3・IL-6依存性の造血系細胞株の生存や増殖を促進することも報告されています。これらのことから、Pim-1は、造血系悪性腫瘍などの疾患治療の標的として期待されています。

Pim-1 Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


AKT/PKB Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

AKT/PKBファミリーは、ウイルス性癌遺伝子であるv-Aktの相同遺伝子として同定されました。ヒトではAKT1、AKT2、AKT3の3つのファミリーが知られています。AKTファミリーは、そのN末端側に存在するPHドメインを介し、PI3Kによって生成されるPIP3などの膜リン脂質と結合することにより、細胞質から細胞膜へ移行します。細胞膜において、C末端側の活性部位(AKT1 Thr308)と調節部位(AKT1 Ser473)は、それぞれPDK1 (3'-phosphoinositide-dependent kinase 1) とPDK2によりリン酸化を受け、リン酸化酵素活性が上昇したAKTファミリーは、細胞膜から遊離し核へ移行することが報告されています。AKTファミリーは糖代謝を制御するGSK3をリン酸化することにより、血糖値の上昇を促進することやアポトーシスを抑制して細胞の生存を維持することが知られています。また、卵巣癌、膵臓癌、肺癌での過剰発現が認められています。

AKT/PKB Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


CK2 Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

CK2 (Casein kinase II) は広範な組織で発現が見られ、多くの細胞内シグナル伝達に関与しています。CK2は、多くの癌においても発現が認められ、特にその発現レベルと癌細胞の増殖速度には強い相関があることが報告されています。また、CK2の触媒サブユニットであるαサブユニットを細胞に高発現させることにより、癌原性を付与できることが報告されています。リン酸化酵素の多くは非常に厳密にその活性化が制御されていますが、CK2は恒常的に活性を持っていることが知られており、この恒常的な活性化が癌細胞の増殖に関与する一因だと考えられています。ウイルス感染成立に寄与する可能性も示唆されており、CK2は制癌剤や抗ウイルス薬の標的と考えられています。

CK2 Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


CaM-kinase II Assay Kit

CaM-kinase IIは広範な組織で発現が見られ、細胞内においてカルシウムを介するシグナルを転写活性化因子などの多彩な標的タンパク質に伝達することが知られています。CaM-kinase II は、6量体からなるリングが二重になった特殊な形態のホロエンザイム構造の形成に加え、自己抑制ドメインを持ちます。CaM-kinase IIファミリーは、α、β、γ、δの4種が知られており、γとδはほぼ全ての組織に発現している一方で、αとβは神経組織特異的に発現しています。CaM-kinase IIは、特に脳に豊富に存在し、げっ歯類の海馬では全タンパク質の2%に達するほどです。カルシウムシグナルを延長し、神経伝達物質の生合成や放出、さらに海馬における長期増強や記憶の形成など中枢神経機能の制御に深く関わっていることが示唆されています。

CaM-kinase II Assay Kit


PKC Super Family Kinase Assay Kit

Protein kinase C (PKC) ファミリーは、細胞成長、分化、形質転換などの複数の生化学プロセスに関与しています。PKCは、ホルモン、神経伝達物質、成長因子、抗原など様々なリガンドの細胞膜受容体からのシグナル伝達に重要な役割を担っており、3つのサブファミリーが知られています。1つめは、PKCα、βI、βII、γを含む、カルシウム依存性サブファミリー (cPKC)です。2つめは、PKCδ、ε、η、θ、μを含む、リン脂質とは結合するがカルシウム非依存性サブファミリー (nPKC)です。3つめは、PKC ζとι/λを含む、リン脂質やホルボールエステル類と結合できないサブファミリー (aPKC) です。本キットを用いることにより、これら3つのサブファミリーの活性を広範に測定することが可能です。

PKC Super Family Kinase Assay Kit


p38 Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

哺乳動物細胞中には、現在までにERK経路、JNK経路、およびp38MAPK経路の3つの異なったMAPK経路があることが明らかになっています。ERKはマイトジェンと増殖刺激により、JNKとp38MAPKは紫外線、熱、浸透圧ショックおよび炎症性サイトカインなど種々の環境ストレスにより活性化されます。p38MAPKは、α、β、γ、δ、p38-2の5つのファミリー/アイソフォームが同定されています。p38MAPKは、MKK3とMKK6を含む上流のキナーゼによりThr-Gly-Tyrモチーフがリン酸化されることにより活性化され、これらの上流のキナーゼはそれぞれ異なるp38アイソフォームを優先的に活性化します。この中で最も良く研究されているp38αMAPKは、炎症性サイトカインの産生とシグナル伝達に重要です。いくつかのp38 MAPK阻害剤が、IL-1、TNF及び他のサイトカインの産生を抑制することが明らかにされ、サイトカイン産生抑制は転写と翻訳のレベル両方で行われていると考えられています。p38MAPK阻害剤を用いた前臨床試験の結果は、p38MAPKが炎症において重要な役割を果たしていることを示しています。

p38 Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


IKK α and β Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

NF-κB活性化プロセスでは、様々なアゴニストに応答し IκBが急速にリン酸化-ユビキチン化されることにより分解され、その結果、NF-κBは核へ移行し標的遺伝子の転写が誘導されます。このIκBのリン酸化は、IκBキナーゼ (IKK)によって行われます。IKKは2種の触媒サブユニット、α、βと、調節サブユニットγ含むサブユニット複合体から構成されています。遺伝子ノックアウト研究により、IKK複合体のβとγサブユニットが、リポ多糖体 (LPS)、TNF、IL-1を含む、知られているすべての炎症性刺激による NF-κBの活性化に必要であることが明らかになりました。βサブユニットの選択的阻害薬は、潜在的な抗炎症剤としてだけではなく、これらの炎症性アゴニストよるNF-κB活性化の制御メカニズムを理解する上でも重要なツールとして注目されています。

IKK α and β Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


Human Mps1/TTK Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

MPS1は、元々酵母において紡錘体極複製の欠損変異体の遺伝学的スクリーニングにより同定されました。MPS1は、チロシンおよびセリン/スレオニンの両方を基質とできるリン酸化酵素であり、M期チェックポイントの必須因子です。マウスMps1は、酵母MPS1と同じく中心体に局所化する一方、ヒト細胞ではMps1は中心体には局所化しないという報告もされています。しかしながら、細胞分裂時においては、Mps1は動原体に存在しており、哺乳動物細胞においてもM期チェックポイントに関与していることが示唆されています。ヒトMps1の遺伝子発現は、増殖中のすべての細胞や組織で検出される一方で、静止状態の細胞や組織では著しく減少しています。飢餓状態の細胞に増殖刺激を加えると、mRNAレベル、タンパク質レベルおよびそのリン酸化酵素活性は、G1/S期で増加し、G2/M期でピークに達します。mRNAレベルとリン酸化酵素活性はG1前期で激減しますが、タンパク質レベルは維持されています。これらのことから、ヒトMps1は細胞周期制御に関与していると考えられています。

Human Mps1/TTK Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


PDK1 Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

PDK1 (phosphoinositide-dependent kinase 1) は、インスリンと増殖因子のシグナル伝達経路において重要な役割を果たしています。PDK1は、AGCファミリー (A-kinase、cGMP-kinase、C-kinase) に属するAKT、p70 RS6K、p90 RS6Kなど少なくとも24のリン酸化酵素の活性化ループ中のセリン/スレオニン残基をリン酸化し、それらを活性化できることが示されています。PDK1は、N末端のキナーゼドメインとC末端のPHドメインを含む556アミノ酸からなります。PHドメインは、インスリンや増殖因子による PI3キナーゼの活性化を通して産生されたセカンドメッセンジャーPIP3に対して高親和性を示します。PDK1は、PIP3が高濃度に存在する細胞膜にリクルートされ、同様に近傍にリクルートされてきたAKTを活性化します。このPDK1/AKTシグナル経路は、癌細胞の成長、生存、および腫瘍血管新生に関して重要な役割を果たしており、PDK1は抗癌剤の魅力的な標的であると考えられています。

PDK1 Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


DYRK2 Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit

DYRK (Dual-specificity Tyrosine-phosphorylation Regulated protein Kinase) は、CDK、MAPK、GSKおよびCLKを含むCMGCファミリーに属するプロリンあるいはアルギニン嗜好性のリン酸化酵素ファミリーです。DYRKファミリーは、自己分子内キナーゼドメインの活性化ループ中の重要なチロシン残基を自己リン酸化しますが、自己分子以外の基質に対しては主にセリン/スレオニン残基をリン酸化します。DYRKファミリーは、神経発生、細胞増殖、細胞質分裂および細胞分化などの発生と細胞の種々の過程を制御すると考えられています。DYRK1AとDYRK2が、カルシウムシグナル経路の伝達を制御するNFATcをリン酸化し、NFATcを細胞質へ隔離することにより不活性化することや、DYRK2が、染色体12q14で遺伝子増幅を示す肺および食道の腺癌において過剰発現していることが報告されています。また、ジェノトキシックなストレスに応じて、DYRK2は核へ移動しp53のSer46をリン酸化し、その結果、p53AIP1発現およびp53のSer46リン酸化依存的なアポトーシスを誘導することが報告されました。これらの結果は、DYRK2が、DNA損傷に応じてp53を直接修飾することにより、アポトーシスを誘導することを示唆しています。

DYRK2 Kinase Assay/Inhibitor Screening Kit


Polo-like kinase 1 Assay/Inhibitor Screening Kit

Polo-like kinase 1 (Plk1) は、中心体成熟と紡錘体制御に中心的役割を担い、その活性が分裂期における娘染色分体分離に重要であることが示されています。Plk1の発現上昇は様々なヒト癌で認められ、疾患マーカーとしても提唱されています。癌細胞においてsiRNAを用いてPlk1を特異的に欠損させると、4倍体DNAをともなう細胞周期停止が引き起こされ、細胞増殖の阻害とアポトーシスの誘導により生細胞率が減少することが示されました。Plk1活性の阻害は癌治療の重要な手法になりうると考えられています。

Polo-like kinase 1 Assay/Inhibitor Screening Kit


Polo-like kinase 2 Assay/Inhibitor Screening Kit

Polo-like kinaseファミリーメンバーであるPlk2は、Snkとも呼ばれ、もともとマウス線維芽細胞のimmediate-early転写産物として同定されました。Plk2は、げっ歯類では主に成体の脳にある海馬ニューロンにおいて発現しており、長期増強を引き起こす刺激により発現レベルが増加します。Plk2の正確な機能は確かではありませんが、Plk2ノックアウトマウスの分析から、個体の発達に重要な役割を持ち、細胞周期の進行に関与すると考えられています。細胞周期の進行においてPlk2のタンパク量には変動はみられませんが、対照的にそのリン酸化酵素活性はG1/S期近くでピークに達し、G2期に入ると再び減少します。Plk2は中心体に局在しますが、その局在にはリン酸化酵素活性は必要ない一方で、中心小体の複製にはリン酸化酵素活性が必須であることが報告されています。これらの結果は、Plk2が生理的な中心体タンパク質であり、そのリン酸化酵素活性はG1/S遷移期における中心小体の複製に必要であることを示しています。また、DNA損傷にともなってPlk2の発現は、p53により直接誘導され、ストレス応答タンパク質としてG2チェックポイントが活性化するという報告もあります。

Polo-like kinase 2 Assay/Inhibitor Screening Kit


Polo-like kinase 3 Assay/Inhibitor Screening Kit

Polo-like kinase (Plk)ファミリーは、細胞周期制御の重要な因子であり、そのメンバーであるPlk3もM期の制御に関与します。Plk3は、Plk1とは対照的に、哺乳類細胞での過剰発現により、細胞増殖やコロニー形成を抑制し、アポトーシスやクロマチン凝集を誘発します。Plk3は、一部のヒト癌組織において、発現の減少や欠失が認められることから癌抑制因子と考えられており、DNA損傷による細胞周期の停止や癌抑制因子p53に依存したアポトーシスの誘導に関与することが示唆されています。

Polo-like kinase 3 Assay/Inhibitor Screening Kit