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DNA傷害・細胞増殖関連試薬


Cellular BrdU ELISA Kit

チミジン取込法によりDNA合成を測定する手法は、S期に入った特定の細胞集団の評価に頻用されてきましたが、放射性物質の取り扱い施設が必要なことや、オートラジオグラフィーにより実験評価に時間がかかることなどの欠点がありました。これらの欠点は、チミジン類似体としてブロモデオキシウリジン (BrdU)を用いることにより回避することが可能です。BrdUはDNA複製にともないDNAに取り込まれ、DNAに取り込まれたBrdUは、二重鎖DNAを部分的に変性することにより、抗BrdUモノクローナル抗体によって免疫細胞化学的に検出することできます。この方法により、活発にDNA合成を行っている細胞集団の評価が可能になりました。さらに、抗BrdUモノクローナル抗体を用いて、DNAに取り込まれたBrdUをCell ELISA法により測定する方法が開発され、より迅速かつ簡便にS期の細胞集団を評価することが可能になりました。マイトジェンや抗原により刺激されたリンパ球やサイトカインにより処理された様々な細胞株において、BrdU を用いたELISA法とチミジン取込法の間には良い相関があることが示されています。

Cellular BrdU ELISA Kit

Histone H2A.X Phosphorylation Cellular ELISA Kit

DNAの二重鎖切断 (DSBs)に対応してヒストンH2A.Xはゲノム安定性維持に関与していると考えられています。電離放射線 (IR) の暴露により、ヒストンH2A.Xのカルボキシル末端に存在する進化的に保存されたPI3キナーゼファミリーのリン酸化モチーフがリン酸化を受けます。免疫蛍光法により、このリン酸化H2A.X (γ-H2A.X)が、DSBs部位においてnuclear fociを形成することが明らかになっています。これらのfociは、IRの細胞への暴露の1分以内に出現し、その数はIR照射後10〜30分間は増加し、その後、予想されるDSBs部位の修復と相関して徐々に減少します。γ-H2A.Xは、発達中の胸腺細胞内でのV(D)J recombinationにおけるDSBs部位や減数分裂でのrecombinational DSBs部位においても認められます。さらに、γ-H2A.Xは、アポトーシスのDNA断片化の開始によっても誘導されます。従って、H2A.Xはおそらく全てのDSBsに応答してリン酸化されると考えられます。本キットは、培養細胞内におけるγ-H2A.Xを半定量的に検出することができます。種々の薬剤が持つ潜在的なDNA傷害活性を培養細胞を用いて簡便に評価することが可能です。

Histone H2A.X Phosphorylation Cellular ELISA Kit