ペプチグロース社の「成長因子代替ペプチド」は、生物・細胞を用いず完全化学合成で製造されるため、従来の成長因子が抱えるさまざまな課題をクリアしています。
製造ロット間で品質にバラつきがないことから実験データの再現性が高く、不純物管理もハンドリングも容易な製品を適正価格で提供することにより、再生医療・細胞治療の研究開発・製造の大幅な効率化とコストダウンに貢献します。
■ 特長
■ 試験データ
・定量的ルシフェラーゼレポーターアッセイ
■ 製品リスト
■ ペプチグロース株式会社について
既存の低分子阻害剤(キナーゼ阻害剤)は細胞内で作用する必要性や、その特異性に問題があり、中和抗体は高価かつアニマルフリー証明が難しいなどの課題を抱えています。ペプチグロースの「PG-002」は、細胞外でTGFβ1リガンドに結合し、阻害活性を発揮する特殊ペプチドです。完全化学合成で製造されるため、アニマルフリー証明の提供が可能です。
TGFβ1シグナルの阻害方法
TGFβ1に対する阻害活性をSBEルシフェラーゼレポーターアッセイにて測定した結果、0.13 nMのTGFβ1に対して「PG-002」は10 nMで100%の阻害活性を持ち、市販の中和抗体と同等の阻害活性を持つことが分かりました。
オフターゲットパネルアッセイにて主要なシグナル経路を阻害しないことも確認しております。培養においてTGFβ1の中和が必要な場合に効果を発揮します。

| Code No. | 製品名 | 形状 | 包装 |
|---|---|---|---|
| PG002-0010 | TGFβ1 inhibitor (TGFβ1 binding peptide) | 凍結乾燥品 | 10 µg |
| PG002-0100 | TGFβ1 inhibitor (TGFβ1 binding peptide) | 凍結乾燥品 | 100 µg |
本製品は研究用です。診断および治療目的には使用いただけません。

ペプチグロース株式会社は、2020年に三菱商事株式会社とペプチドリーム株式会社の合弁企業として設立されました。
ぺプチグロース株式会社は、株主であるペプチドリーム株式会社が持つ独自技術を活用し、従来の成長因子やサイトカインと同様の活性を持つ「成長因子代替ペプチド」の開発を進めています。
「成長因子代替ペプチド」は、生物・細胞を用いず完全化学合成で製造されるため、従来の成長因子が抱えるさまざまな課題をクリアしています。
製造ロット間で品質にバラつきがないことから実験データの再現性が高く、不純物管理もハンドリングも容易な製品を適正価格で提供することにより、再生医療・細胞治療の研究開発・製造の大幅な効率化とコストダウンに貢献します。