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消化管間質腫瘍(GIST)関連抗体


消化管間質腫瘍(GIST)の診断および予後予測に有用な抗体を取り揃えています




GISTイラスト消化管間質腫瘍(gastrointestinal stomal tumor: GIST)は、疫学的に100万人あたり11〜20人程の発症率といわれており、消化管にできるもっとも頻度の高い肉腫です。
日本では切除不能または再発のGIST患者数は年間1000〜1500人とされていますが、GISTの発症機構は詳しくは解明されていません。GIST特有の自覚症状は特になく、病変が大きくなっても自覚症状が少ないですが、稀に腹痛や腫瘍からの出血による下血、貧血などの症状があらわれることがあります。

GISTの分子背景には共通の遺伝子異常が存在していると言われており、80%以上のGIST症例でc-kit (チロシンリン酸化酵素)や血小板由来成長因子α受容体(Platelet-Derived Growth Factor Receptor α, PDGFRA)に変異・過剰発現が認められています。近年、KIT陽性のGIST症例に対しては、分子標的薬である イマチニブ、スニチニブ、レゴラフェニブよる治療が行われております。 また、治療をおこなう上で予後予測が重要であると言われ、注目されるようになりました。

多くの腫瘍はHE染色でその組織型の予測が可能ですが、 GISTの最終的な診断は免疫組織化学(Immunohistochemistry: IHC)によって行われるべきであると考えられています。KIT・デスミン・S100蛋白は個々の腫瘍において同時に発現することがほとんどなく、この3種類のIHCを基本に考えると、GISTのほとんどを分類できるといわれており、ガイドラインが作成されています(参考文献:日本がん治療学会GISTガイドライン委員会作成 『GIST診療ガイドライン』(第3版 2014 年))。

MBLでは、研究用試薬としてGIST関連抗体を販売しております。GISTの研究に、またGISTの予後予測の研究にお役立て下さい。


Anti-CD117(c-Kit) (Human) pAb (Code No. 566, 566-H

幹細胞因子受容体・造血幹細胞因子受容体・CD117としても知られるc-Kitは、血小板由来成長因子受容体サブファミリーに属するIII型受容体チロシンキナーゼ(RTK, Receptor tyrosine kinase)に分類され、またがん原遺伝子産物としても知られています。CD117/c-Kitは、細胞増殖・アポトーシス・走化性や接着といった様々な生物学的応答を制御しています。リガンドが細胞外ドメインに結合することで、細胞質ドメイン内の様々なチロシン残基の自己リン酸化が引き起こされ活性化されます。
CD117/c-Kitの変異は、肥満細胞症・GIST・急性骨髄性白血病・ユーイング肉腫・肺がんにおいて、がんの増殖や進行を評価するのに重要であることが分かってきています。

製品データ

IHC, WB画像

Anti-CD117(c-Kit) (Human) pAb (Code No. 566)
Anti-CD117(c-Kit) (Human) pAb (Code No. 566-H)






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