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Fluoppi赤色

タンパク質間相互作用を生きた細胞中でリアルタイムに検出できるFluoppi (フロッピー) に
 赤色 (Monti-Red) が新登場!
 緑色 (Azami Green) と合わせてマルチカラー化が対応可能となりました!


FluoppiによるmTOR-FKBP12の相互作用の検出
mTOR-FKBP12の相互作用
FKBP12 (FK506 binding protein) は、Rapamycinを介してmTOR (FRB) と結合します。本検討は、FKBP12-Ash-tag、mTOR (FRB)-FP-tag (緑、赤各蛍光タンパク質) のベクターを細胞にトランスフェクションし、Rapamycinを培地中に添加してPuncta (蛍光輝点) が形成されるかどうか実験した結果です。

PPI (Protein-Protein Interaction) 阻害薬のスクリーニング

Fluoppiの優れている点の一つとして、一度形成されたPuncta (蛍光輝点) に対し、培地中にPPIを阻害する薬剤を入れるだけで、簡単に元の状態に戻せる事にあります。この特徴は創薬におけるPPI阻害薬のスクリーニングに最適です。また、HTS (high-throughput screening) にも耐えうる安定的な実験系が構築できる事が分かっています。

Fluoppiによるp53-MDM2の相互作用の阻害の検出
p53-MDM2の相互作用の阻害
p53-Ash-tag/MDM2-Monti-Redの系においてPunctaの形成を確認後、培地中にp53/MDM2のPPI阻害剤であるNutlin-3を添加し、10分後にPunctaが消失するかどうか確認した実験です。

新しい赤色蛍光タンパク質Monti-Red

Monti-Redは、Fluoppi技術のために開発された新しい赤色蛍光タンパク質です。
多くの赤色蛍光タンパク質の中でも、比較的明るく、蛍光顕微鏡下で明瞭なPunctaを観察でき、経時的な観察にも最適です。

新しい赤色蛍光タンパク質 Monti-Red 特性

Oligomerization Excit./Emiss. Maxima (nm) Molar Extinction
Coefficient (M-1cm-1)
Fluorescence
Quantum Yield
Brightness pH sensitivity Cytotoxicity
Tetramer 571 / 607 83000 0.3 24.9 pKa=5.5 No