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Anti-TERT (Human) mAb

  • TERTは創薬のターゲットとしても注目
  • ChIPでの使用が文献で報告

TERTとは
テロメラーゼは、テロメアの特異的反復配列を伸長させる酵素で、鋳型となるRNA (TERC)と逆転写酵素活性を持つ触媒サブユニット(TERT)等から構成されています。テロメラーゼは、ヒトでは体細胞ではほとんど活性がありませんが、生殖細胞・幹細胞・がん細胞など、継続的な細胞分裂を必要とする細胞で高い活性が認められています。特にがん細胞では80-90%の割合で発現していることが報告されています。このことから、テロメラーゼの活性を制御することが、老化研究の発展やがん治療薬の開発に繋がると期待されています。
また近年、テロメラーゼとりわけその酵素複合体の律速因子であるTERTがテロメア維持機構以外の機能を介して、幹細胞の分化能維持に関わる可能性が示唆されており、TERTのがん幹細胞における再生能の維持に関する研究が注目されています。

Anti-TERT (Human) mAbデータ

TERTデータ


使用文献

Maida Y et al. Involvement of telomerase reverse transcriptase in heterochromatin maintenance. Mol Cell Biol. 34, 1576-93 (2014) PMID:7667605





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