HLA-A2陽性健常人末梢血よりPBMCを分離し、直後にT-Select HLA-A*02:01 CMV pp65 Tetramer(Code No. TS-0010-1C)による染色を行いました。
TS-0010-1はHLA-A*02:01のほか、HLA-A*02:06にも反応しましたが、 HLA-A*02:07には反応しませんでした。右上の数値はCD8陽性細胞中のテトラマー陽性細胞率(%)を示します。
<参考文献>
Morita Y, et al., Bone Marrow Transplant 36: 803−811(2005)
HLA-A*24:02陽性健常人末梢血よりPBMCを分離し、直後にT-Select HLA-A*24:02 CMV pp65 Tetramer(Code No. TS-0020-1C)による染色を行いました。右上の数値はCD8陽性細胞中のテトラマー陽性細胞率(%)を示します。HLA-A*24:02の場合、採血直後は特異的CTLが検出されないケースもあります。陽性率には個人差がありますが、おおむねHLA-A*02:01 CMV pp65と比較して低い傾向があります。しかし、下図に示す通り、MLPC法で誘導することによりCMV特異的CTLを検出することが可能です。
HLA-A*24:02陽性健常人末梢血よりPBMCを分離し、MLPC法にてHLA-A*24:02 CMV pp65特異的CTLを誘導して経時的にテトラマー試薬で染色しました。その結果、採血直後はテトラマー陽性率が0%であったPBMCから、約1週間の培養により明らかな陽性像を得ることができました。この方法を用いることで、検討した10名のHLA-A*24:02陽性健常人末梢血からCMV特異的CTLの誘導が確認できました。右上の数値はCD8陽性細胞中のテトラマー陽性細胞率(%)を示します。
HLA-A*11:01またはHLA-B*15:01陽性健常人末梢血よりPBMCを分離し、直後にHLA-A*11:01 CMV pp65 Tetramer(Code No. TS-M012-1)およびHLA-B*15:01 CMV pp65 Tetramer(Code No. TS-M013-1)にてそれぞれ染色を行いました。右上の数値はCD8陽性細胞中のテトラマー陽性細胞率(%)を示します。
MLPC法にてCMV pp65特異的CTLを誘導して14日目に各Tetramer試薬で染色を行いました。その結果、採血直後はテトラマー陽性率が0.01および0.06%であったPBMCから、約2週間の培養により明らかな陽性像を得ることができました。
・検出原理・作製方法・特徴
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・CD8抗体クローンによる染色性の違い
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