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コロナウイルス感染症と抗体検査・PCR検査

最終更新日:2020/5/25


コロナウイルス感染症と抗体検査、PCR検査について
分かりやすく説明するよ。


新型コロナウイルス(SARS-CoV2)について

   ヒトに感染するコロナウイルスは7種類あります。4種は昔から存在する風邪の原因となるごく一般的なウイルスです。残りの3つは2002年に出現したSARSコロナウイルス(SARS-CoV)、2012年に出現したMERSコロナウイルス(MERS-CoV)、そして今回2019年12月に中国で最初に感染が確認された新型コロナウイルス(SARS-CoV2)です。初期には症状がなく、また症状が出ても大半の人は軽症のまま済みます。しかし一部の患者さんにおいては症状が長期化し、急速に増悪するケースがあります。いまだに有効な治療法がありません。

新型コロナウイルス(SARS-CoV2)について


出典元
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html


抗体検査とPCR検査

   抗体検査はこれまでにウイルスに感染したことがあるか「感染の履歴」を調べる検査です。一方、PCR検査はいまウイルスが体内にいるのかを調べる検査です。ウイルスの遺伝子を人工的に増幅させることで少ない量のウイルスも感度よく検出します。PCR検査と抗体検査をうまく組み合わせることで、ウイルス感染症の診断や予後予測の効率化が期待されています。

抗体検査とPCR検査


抗体とは?

   免疫細胞から産生され、体内に侵入したウイルスやがん細胞などの異物と特異的に反応し、これらを無毒化・攻撃する物質です。
   抗体にはIgG、IgM、IgA、IgE、IgDの5つのタイプが存在します。それぞれ働く場所、時期、そして役割が異なります。IgM型の抗体は様々なウイルス感染などに際し、感染初期に出現するのに対し、IgG はIgMの後に出現する抗体で、特定のウイルスに強く結合し、無害化する作用がもっとも強い抗体です。

⇒抗体についてもっと詳しく知りたい方はこちら

抗体とは?

   抗体が体内で増えてくるまでに日数を要します。IgM型抗体は感染からおよそ1週間、IgG型抗体はおよそ2週間後に検出されるようになります。また新型コロナウイルスに感染して抗体を持った回復者が再燃・再感染しないかどうかについてはまだ不透明な部分も残っており、今後の研究成果が待たれます。

コロナ感染時の抗体量と時間経過(ウイルス量、IgM量、IgG量)
クリックで拡大できます。



MBLのコロナ関連試薬(抗体とPCR)

   MBLでは4/20よりYHLO社(深圳市亚辉龙生物科技股份有限公司(本社:中国 深圳市 Shenzhen YHLO Biotech Co., Ltd.)が開発・製造した新型コロナウイルスに対する抗体の測定試薬の取り扱いを開始しました。また国立感染研究所の協力のもと、PCR検査を開発・上市しています。

→抗体測定試薬:
「新型コロナウイルスに対する抗体(IgG、IgM)測定試薬取り扱い開始のお知らせ」

→リアルタイムPCR試薬:
新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」を検出する体外診断用医薬品「MEBRIGHTTM SARS-CoV-2 キット」の製造販売承認取得について