トップ > 製品カテゴリー > 幹細胞研究 > CytoTune®-iPS

CytoTune®-iPS 2.0L


新iPS 細胞誘導キット

癌化リスクの少ないL-MYCを搭載したiPS細胞誘導キットを発売します。このキットは、各リプログラミング遺伝子の搭載法や温度感受性ベクターの組み合わせについて最適化されています。
L-MYCの単独因子での購入も可能で、CytoTune®-iPS 2.0 SeVベクターキットと組合わせてご利用いただけます。

CytoTune®-iPS 2.0についてはこちらから→

CytoTune®-iPS2.0Lの SeV ベクター構成

SeV ベクター

 本製品に使用されているSeV ベクターは、NP、P、M、F(活性化済み)、HN、Lの構成蛋白質とF 遺伝子を欠失させたSeVゲノムより構成されています。広範な細胞への遺伝子導入能を維持している他、SeVゲノム上よりF遺伝子を欠失させて、遺伝子導入細胞から感染可能なウイルス粒子が産生されないよう工夫されています。また、温度感受性変異などアミノ酸レベルの変異を導入してベクターを除去しやすいようにしています(SeV/TSΔ F およびSeV/ TS15ΔF)。

本製品の構成

チューブ KOS KOS(PM)-SeV/TS12ΔF 100 µL(5x106 CIU以上/100 µL)
チューブ Klf KLF4-SeV/TSΔF 100 µL(5x106 CIU 以上/100 µL)
チューブ Myc L-MYC(HNL)-SeV/TS15ΔF 100 µL(5x106 CIU以上/100 µL)

※ヒト線維芽細胞株BJ細胞を用いた場合、1x106の細胞に対して1回の実験が可能です。

SeV ベクターの構造

L-MYC による iPS 細胞誘導

L-Mycを用いたiPS 細胞誘導効率は、c-Mycを用いた時とほぼ同程度であることを確認しました。

BJ 細胞(ヒト繊維芽細胞株)にCytoTune®-iPS 2.0(左)とCytoTune®-iPS 2.0Lを用いて作製したiPS細胞のコロニー。上部の数字は誘導効率を示します。


臨床応用に向けたID ファーマ社の取り組み

最近ハーバード大のグループにより複数のリプログラミング法を比較した論文が発表されました2)
結論としてSeVベクター法が推奨されていますが、課題として臨床応用への対応が挙げられています。再生医療新法の制定やiPS細胞を用いて臨床試験開始を背景にIDファーマ社でもこの課題に取り組んでいます。SeVベクター自体は、遺伝子治療を目的に既に臨床研究に用いられており安全性が担保されています。
IDファーマ社では、このような遺伝子治療開発で培ったベクター製造技術とノウハウを活用し、臨床用キットを開発中です。

参考文献

  • 川口実太郎,佐伯晃一.センダイウイルスベクターを用いた体細胞リプログラミング法の改良と臨床用キットの開発.BIO Clinica. 30, 453-4 (2015)
  • Schaeger TM et al. A comparisonofnon-integrating reprogramming methods. Nat Biotechnol. 33, 58-63 (2015)

ライセンスについて

ご購入の際には確認書をご一読の上、記載事項に同意ならびにご署名いただく必要がございます。
確認書をダウンロードする
2016年12月21日にラベルライセンスを変更致しました。「商業利用」に関しては、あらかじめ、ライセンス契約が必要となりますので、ご購入前にご一読ください。(PDF174KB)