トップ > 製品カテゴリー > RNA-RNPネットワーク > RNA安定化・分解制御関連抗体

安定化・分解制御


Code No. 製品名 クローン アイソタイプ 機能・局在

別名 使用法 交差反応性
RIP-Certified Antibody
RN032P Anti-CIRBP pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) コールドショック誘導性の細胞増殖抑制に関与する。マイルドなコールドショック条件下においては翻訳を促進し、翻訳活性化因子として機能する。

CIRP WB, IP, RIP Hu, Mo, Rat
RN003M Anti-EIF2C2(AGO2)(Human)mAb 1B1-E2H5 Mouse IgG2aλ RNAiで中心的な役割を担うタンパク質であり、RISC(RNA-induced silencing complex)の主要構成因子。RNA分解の場であるP-bodyへの局在が認められている。


WB, IP, RIP Hu
RN006M Anti-EIF4E mAb C107-3-5 Mouse IgG2aκ 翻訳開始因子の一つでm7Gキャップ構造に結合する。EIF4E、EIF4G1、PABP1を介したmRNAのループ形成により翻訳効率を高め、RNA分解を抑制する。


WB, IP, RIP Hu, Mo, Rat, Ham
RN001P Anti-EIF4E pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 翻訳開始因子の一つでm7Gキャップ構造に結合する。EIF4E、EIF4G1、PABP1を介したmRNAのループ形成により翻訳効率を高め、RNA分解を抑制する。


WB, IP, RIP, IC, IF Hu, Mo, Rat, Ham
RN007M Anti-ELAVL1(HuR)mAb C67-1 Mouse IgG2aκ 幅広い組織に存在し、poly(A)とAU-rich element(ARE: mRNAの不安定化配列)の両方に結合する。AREへの結合によりmRNAを安定化させる。


WB, IP, RIP Hu, Mo, Rat, Ham
RN004P Anti-ELAVL1(HuR)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 幅広い組織に存在し、poly(A)とAU-rich element(ARE: mRNAの不安定化配列)の両方に結合する。AREへの結合によりmRNAを安定化させる。


WB, IP, RIP, IC, IF Hu, Mo, Rat, Ham
RN005P Anti-ELAVL2(HuB)(Human)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) Huファミリータンパク質の一員で、神経特異的な発現が報告されている。核と細胞質をシャトルし、AU-rich element(ARE: mRNAの不安定化配列)への結合を介してmRNAを安定化させ、翻訳効率を制御する。


WB, IP, RIP, IC, IF Hu
RN006P Anti-ELAVL3(HuC)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) Huファミリータンパク質の一員で、神経特異的な発現が報告されている。核と細胞質をシャトルし、AU-rich element(ARE: mRNAの不安定化配列)への結合を介してmRNAを安定化させ、翻訳効率を制御する。


WB, IP, RIP Hu, Mo, Rat
RN001M Anti-IGF2BP1(IMP1)mAb 6H6 Mouse IgG2aκ HNRNPU, YBX1, DHX9, SYNCRIPと複合体を形成してc-myc mRNAの安定化に関与する。

ZBP1 WB, IP, RIP Hu, Mo
Code No. 製品名 クローン アイソタイプ 機能・局在

別名 使用法 交差反応性
RN007P Anti-IGF2BP1(IMP1)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) HNRNPU, YBX1, DHX9, SYNCRIPと複合体を形成してc-myc mRNAの安定化に関与する。

ZBP1 WB, IP, RIP, IC, IF, CLIP* Hu, Mo
RN009M Anti-PABPC1 mAb 10E10 Mouse IgGκ poly(A)に結合してmRNAを安定化させる。翻訳終結後の脱アデニル化や分解、NMD(nonsense-mediated mRNA decay)に関与する。

PABP1 WB, IP, RIP, IC Hu, Ham
RN024P Anti-PCBP1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) poly(rC)およびpolyピリミジンに結合し、種々のmRNAを安定化させる(α-globin、I型コラーゲン mRNAなど)。核と細胞質の間をシャトルする主要なPCBPアイソフォームの1つである。

HNRPE1 WB, IP, RIP, IC**, Other* Hu, Mo, Rat
RN025P Anti-PCBP2 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) PCBP1およびhnRNPKと同様にpoly(rC)に結合する。poly(rU)への結合も報告されている。Stress granuleやP-bodyへの局在も認められている。

HNRPE2 WB, IP, RIP, IC**, CLIP* Hu, Mo, Rat
RN011P Anti-PTBP1(Human)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) insulin、VEGF、CD40LGなどのmRNAのUTRに結合してRNA分解を抑制し、安定化させる。

HNRNPI WB, IP, RIP, IC*, IF*, CLIP* Hu
RN012P Anti-STAU1(Human)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 標的mRNAの3'-UTR中のSTAU1結合部位に結合してSMD(Staufen-mediated mRNA decay)を引き起こす。


WB, IP, RIP Hu
RN013P Anti-STAU2(Human)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) STAU1との相互作用によりUPF1を標的mRNAにリクルートすることでSMD(Staufen-mediated mRNA decay)の促進に関与する。


WB, IP, RIP Hu
RN033P Anti-TNRC6A(GW182)(Human)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) RISC(RNA-induced silencing complex)構成因子に結合して翻訳抑制に関与する。P-body/GW-bodyの構成要素とも報告されている。RNA recognition motif(RRM)及び複数のAGO binding domainを有し、gene silencingに寄与する。


WB, IP, RIP, IC*, CLIP* Hu
Code No. 製品名 クローン アイソタイプ 機能・局在

別名 使用法 交差反応性
RBP Antibody
RN035PW Anti-CUGBP2 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 筋組織だけではなく、ユビキタスに高発現している。COX2 mRNAの3'-UTRへの結合を介した安定化に寄与する。がん細胞ではMcl-1 mRNAの3'-UTRに結合してアポトーシスを誘導する。

CELF2 WB Hu, Mo, Rat, Ham
RN063PW Anti-DHX9 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 核と細胞質をシャトルするRNAヘリカーゼでIMP1, HNRNPU, YBX1, SYNCRIPと複合体を形成してc-mycの安定化に関与する。

RHA, DDX9 WB, IP Hu, Mo, Ham
RN048PW Anti-G3BP1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) DNA/RNA ヘリカーゼでstress granule形成に関与する。c-myc の3'-UTRに結合して分解する。Tau mRNAの安定化に関与する報告もある。

G3BP WB, IP, IC** Hu
RN125PW Anti-HENMT1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) piRNAの3'末端の2'-O-メチル化を触媒してpiRNAを安定化させる。マウスでは精巣に多く存在し精子形成への関与が示唆されている。

HEN1, C1orf59 WB Hu, Mo, Rat
RN114PW Anti-HNRNPA1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) DNA/RNA結合タンパク質で転写、スプライシング、安定化、翻訳、miRNA生合成と幅広く関与する。IL-2やGM-CSF mRNAのAU-rich element(ARE: mRNAの不安定化配列)に結合して安定化に寄与する。


WB, IP, IC** Hu, Mo, Rat, Ham(w)
RN052PW Anti-HNRNPC pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) APP mRNAに結合して安定化させる。また、APP mRNAのコーディング領域にFMR1と競合的に結合して翻訳を促進する。


WB, IP, IC**, CLIP* Hu, Mo
RN060PW Anti-HNRNPD(AUF1)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) mRNAのAU-rich element(ARE: mRNAの不安定化配列)に結合して分解制御に関与する。EIF4G1やPABPと結合して翻訳依存的なmRNAの分解にも関与する。


WB, IP Hu, Mo, Rat, Ham
RN127PW Anti-NSUN2(Human)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) tRNAのCからm5Cへの変換を触媒するメチル基転移酵素。mRNA、miRNAのメチル化も報告されている。NSUN2によるメチル化とmRNAの安定化や翻訳調節、miRNAの生合成への関連が報告されている。

MISU, MRT5, SAKI, TRM4 WB, IP Hu
Code No. 製品名 クローン アイソタイプ 機能・局在

別名 使用法 交差反応性
RN023PW Anti-PABPN1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 核に局在するPABPであり、転写後の初期mRNAのpoly(A)に強く結合する。ポリアデニル化によるlncRNAの分解制御への関与が示唆されている。

PABP2 WB, IP, IC** Hu, Mo
RN107PW Anti-TARDBP(TDP-43)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) DNA/RNA結合タンパク質で転写、スプライシング、輸送、安定化、miRNA生合成と幅広く関与する。主に核に局在するが、ALSなどの神経疾患では細胞質への局在が認められる。


WB, IP Hu, Mo, Ham
RN123PW Anti-YTHDF2 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) m6Aのリーダーでm6Aを有するmRNAをP-bodyに局在させてRNA分解を促進する。熱ショック時には核内に移行してストレス誘導性転写産物のmRNAの5'-UTR中のm6Aに結合してFTOによる脱メチル化から保護する。

CAHL, HGRG8, NY-REN-2 WB, IP Hu, Mo, Rat(w), Ham

使用方法について: * : 論文で報告されております(MBLでは未確認)。
         **: 導入元からの情報(MBLでは評価中もしくは未確認)。