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プロセシング


Code No. 製品名 クローン アイソタイプ 機能・局在

別名 使用法 交差反応性
RIP-Certified Antibody
RN019P Anti-HNRNPK pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) hnRNP複合体の構成因子の一つで、核と細胞質をシャトルする。mRNAのスプライシングや輸送、翻訳制御に関与する。リン酸化による細胞質への集積が細胞の移動度や転移能に大きく寄与する。

HNRPK WB, IP, RIP, IC*, CLIP* Hu, Mo, Rat
RN009M Anti-PABPC1 mAb 10E10 Mouse IgGκ 細胞質と核をシャトルする。ウィルス感染時に核に移動し、ウィルスRNAまたは宿主mRNAのプロセシングや輸送に関わることが示唆されている。

PABP1 WB, IP, RIP, IC Hu, Ham
RN024P Anti-PCBP1 pAb Polyclonal Rabbit Ig (aff.) CD44のオルタナティブスプライシングに関与する。TGF-βシグナル存在下では、リン酸化されたSMAD3と相互作用することでスプライソソームの会合を抑制してexon inclusionを起こすことが報告されている。

HNRPE1 WB, IP, RIP Hu, Mo, Rat
RN011P Anti-PTBP1(Human)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) オルタナティブスプライシングに関与する。pre-mRNAのintronic cluster に結合することでスプライシングを抑制する(exon skipping)。

HNRNPI WB, IP, RIP, IC*, IF*, CLIP* Hu
RN014P Anti-TIA1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 核と細胞質の間をシャトルし、FasやFGFR2のオルタネティブスプライシングに関与する。


WB, IP, RIP, IC, IF, CLIP* Hu, Mo, Rat, Ham
RN015P Anti-YBX1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) コールドショックタンパク質ファミリーに属する。細胞死や腫瘍抑制因子関連のmRNAをターゲットとする。DNA/RNA双方に結合し、転写/翻訳レベルでの遺伝子発現制御に関与する。

YB-1 WB, IP, RIP, ChIP* Hu, Mo, Rat, Ham
Code No. 製品名 クローン アイソタイプ 機能・局在

別名 使用法 交差反応性
RBP Antibody
RN122PW Anti-ALKBH5 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) m6A(N6-メチルアデノシン)の脱メチル化酵素でFTOと同様に核スペックルに局在するが、m6Aから直接Aに変換する。ALKBH5による脱メチル化がmRNAのプロセシングや輸送に影響を及ぼすことが示唆されている。


WB, IP Hu, Mo
RN035PW Anti-CUGBP2 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 筋組織だけではなく、ユビキタスに高発現している。がん細胞においてはMcl-1 mRNAの3'-UTRに結合してアポトーシスを誘導することが報告されている。

CELF2 WB Hu, Mo, Rat, Ham
RN090PW Anti-DDX21 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) RNAヘリカーゼ活性をもち核小体や核質に存在してrRNAのプロセシングや転写調節に関与する。


WB, IP, IC, IF Hu
RN064PW Anti-FUSIP1(SRSF10)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 減数分裂や熱ショックにより脱リン酸化して活性化し、pre-mRNAのスプライシングに抑制的に働く。

TASR WB, IP Hu, Mo, Ham
RN114PW Anti-HNRNPA1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) DNA/RNA結合タンパク質で転写、スプライシング、安定化、翻訳、miRNA生合成と幅広く関与する。SRタンパク質と競合的に結合してオルタナティブスプライシングを調節する。


WB, IP, IC** Hu, Mo, Rat, Ham(w)
RN052PW Anti-HNRNPC pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 四量体を形成してスプライシング部位に結合し、オルタナティブスプライシングに関与する。


WB, IP, IC**, CLIP* Hu, Mo
RN013MW Anti-Nono(P54NRB)mAb C5 Mouse IgG2aκ DNA/RNAに結合して、転写調節、pre-mRNAのスプライシング、A-to-I エディティングを受けたRNAの核内での保持に関与する。NEAT1 ncRNAと結合してパラスペックル構造維持に関与する。


WB, IP, IC, IH Mo, Rat, Ham
Code No. 製品名 クローン アイソタイプ 機能・局在

別名 使用法 交差反応性
RN092PW Anti-NONO(P54NRB)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) DNA/RNAに結合して、転写調節、pre-mRNAのスプライシング、A-to-I エディティングを受けたRNAの核内での保持に関与する。NEAT1 ncRNAと結合してパラスペックル構造維持に関与する。


WB, IP, IC, IF Hu, Mo, Rat, Ham
RN023PW Anti-PABPN1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 核に局在してpre-mRNAの3'-UTRの切断およびpoly(A)の付加に関与する。pre-mRNAのポリアデニル化の際にスプライシングの促進にも寄与する。

PABP2 WB, IP, IC** Hu, Mo
RN124PW Anti-RNMT(Human)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 新生RNAの5'末端のGのメチル化を触媒して5'-キャップ構造の形成に関与する。RNMTの活性はCyclin D1の発現と細胞の形質転換の促進に影響を及ぼすことが報告されている。

KIAA0398, RG7MT1 WB, IP Hu
RN014MW Anti-SFPQ(PSF)mAb C23 Mouse IgG2aκ パラスペックルの主要構成因子の一つで、P54NRBと共にNEAT1 ncRNAに結合し、パラスペックルの構造維持に関与する。CD45のexon skippingやTauのexon 10のinclusionを抑制する。


WB, IP, IC, IH Hu, Mo, Rat, Ham
RN077PW Anti-SMN1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 脊髄性筋萎縮症(SMA)の原因遺伝子。U snRNAと結合してsnRNPの会合やカハール体におけるU snRNAの転写後修飾にも関与する。


WB, IP, IC, IF Hu
RN095PW Anti-SNRNP200 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 常染色体優性の網膜色素変性症の原因遺伝子。U4/U5-U6スプライソソームの構成因子でスプライソソーム活性化の際のU4/U6 snRNAの巻き戻しに関与する。


WB, IP Hu, Mo, Ham
RN080PW Anti-SRSF3(SRp20)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) CUGBP1と相互作用してインシュリンレセプター遺伝子のexon 11のオルタナティブスプライシングに関与する。


WB, IP, IC, IF, IH* Hu, Mo, Rat, Ham
Code No. 製品名 クローン アイソタイプ 機能・局在

別名 使用法 交差反応性
RN082PW Anti-SRSF5(SRP40)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) HIV-1 exon 5のpurin-rich regionに相互作用して上流の 3'スプライスサイトのスプライシングや5'スプライスサイトのU1 snRNPへの結合を促進する。


WB, IP, IC** Hu, Mo, Rat, Ham
RN079PW Anti-SRSF7(9G8)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) TauのExon 10下流のintronic silencerに結合し、exon inclusionを抑制する。


WB, IP, IC**, CLIP* Hu, Mo, Ham
RN081PW Anti-SRSF9(SRp30c)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) hnRNP A1やBcl-x、Tauのオルタナティブスプライシングにおいてスプライシングリプレッサーとして働く。


WB, IP, IC**, CLIP* Hu, Mo, Rat, Ham
RN107PW Anti-TARDBP(TDP-43)pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) DNA/RNA結合タンパク質で転写、スプライシング、輸送、安定化、miRNA生合成と幅広く関与する。CFTRやapoA-II、H-ras pre-mRNAのスプライシングを促進する。


WB, IP Hu, Mo, Ham
RN059PW Anti-TIAL1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) mRNAのU-rich regionに結合してスプライシングを調節する。intronに結合してSMN2遺伝子のExon 7のskippingを抑制する。

TIAR WB, IP, IC** Hu, Rat, Ham
RN085PW Anti-U2AF1 pAb Polyclonal Rabbit Ig(aff.) 3' スプライス部位のAG-ジヌクレオチドに結合して、スプライシングに関与する。SMNDC1と相互作用してtri-snRNPのリクルートおよびスプライソソーム形成の安定化に寄与する。

U2AF35 WB, IP, IC, IF Hu, Mo, Rat, Ham

使用方法について: * : 論文で報告されております(MBLでは未確認)。
         **: 導入元からの情報(MBLでは評価中もしくは未確認)。