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がん


MICA、MICB 定量測定系
Ab-Match ASSEMBLY Human MICA kit, Human MICB kit

製品リスト 

 MICA (MHC class I chain-related gene A)、MICB (MHC class I chain-related gene B) は、主要組織適合抗原 (MHC) に対して、非古典的な組織適合抗原と呼ばれ、がんあるいはウイルス感染に対する免疫応答に関与しています。MICAとMICBは、正常細胞にはほとんど発現していませんが、さまざまながん細胞やウイルス感染などでダメージを受けた細胞に広く存在しています。
 一方、MICA/Bに対する受容体としてC型レクチンドメインを細胞外にもつII型膜タンパク質NKG2D (CD314) が知られ、異常細胞やがん細胞を除去するNK細胞、NKT細胞、γδT細胞、CD8+αβT細胞に発現しています。これらの免疫担当細胞はNKG2Dを介してMICA/Bをリガンドとして認識し、細胞障害活性を発揮します。例えば、NK細胞はがん細胞表面上のMICA/Bを認識することで、がん細胞を攻撃するようになります。興味深いことに、ある種のがん細胞ではMMPプロテアーゼなどによってMICA/Bは切断されます。その結果、がん細胞表面上のMICA/Bの存在量が減少するだけでなく、放出された可溶性MICA/B (sMICA/B) は放出された細胞自身に作用し、細胞表面上からNKG2D量を減少させる、つまりがん細胞が免疫回避の手段の一つとしてMICA/Bを利用していることが示唆されています。また、近年では血中の可溶性MICA/Bの量とがんのステージや悪性度との関連が注目されています。
  MBL Ab-MatchシリーズのAssembly Human MICA KitとAssembly Human MICB Kitは、血清中のMICAとMICBをそれぞれを定量する試薬です。





主要文献

  • Waldhauer I et al., Tumor-associated MICA is shed by ADAM proteases. Cancer Res. 68, 6368-6376 (2008) PMID:18676862
  • Armeanu S et al., Natural killer cell-mediated lysis of hepatoma cells via specific induction of NKG2D ligands by the histone deacetylase inhibitor sodium valproate. Cancer Res. 65, 6321-6329 (2005) PMID:16024634
  • Salih HR et al., Functional expression and release of ligands for the activating immunoreceptor NKG2D in leukemia. Blood 102, 1389-1396 (2003) PMID:12714493
  • Welte SA et al., Selective intracellular retention of virally induced NKG2D ligands by the human cytomegalovirus UL16 glycoprotein. Eur J Immunol. 33, 194-203 (2003) PMID:12594848
  • Salih HR et al., Cutting Edge: Down-regulation of MICA on human tumors by proteolytic shedding. J Immunol. 169, 4098-4102 (2002) PMID:12370336
  • Groh V et al., Recognition of stress-induced MHC molecules by intestinal epithelial γδT cells. Science 279, 1737-1740 (1998) PMID:9497295


Ab-Match Universal Kit

Ab-Match Assembly Human MICA/B Kitを用いてのMICA/Bの測定には、別売りのAb-Match Universal Kit (コードNo. 5310)が必要となります。詳しい測定方法等については、「Ab-Match Kits」のページをご覧ください。⇒