Blockmaster™ 完全化学合成ポリマーのブロッキング試薬

Blockmaster™ CEシリーズ

Blockmaster™ CE510、Blockmaster™ CE210

特徴

Blockmaster™ CEシリーズは、タンパク質や血清を含まない完全化学合成のブロッキング試薬です。
タンパク質の非特異的吸着を抑制し、リガンドの活性を増強することにより、高いシグナル／ノイズ比（S/N比）を実現します。
独自の水溶性高分子であるBlockmaster™ CEシリーズは、その分子片末端にアミノ基を持ち固相への化学結合が可能です。
Blockmaster™ CEシリーズは、BSAの代替として、あるいはBSAと併用してお使いいただけます。

構造・使用範囲

カルボキシ基表面に共有結合により固定化することが可能です。
負電荷の表面、タンパク質などに静電的に吸着させることが可能です。
金表面（SPR,金コロイド）の処理剤として使用することが可能です。

効果

分散安定性
ブロッキング
タンパク質安定性向上

仕様

品名	固形分(%)	分子量
Blockmaster™ CE510	2.0	5,000
Blockmaster™ CE210	2.0	2,000

アプリケーションデータ

1.化学発光酵素免疫測定法（CLEIA) におけるシグナルの強化

磁性粒子Magnosphere™をBlockmaster™ CE210, CE510もしくはBSAによりコーティング処理し、α- フェトプロテイン（AFP）を抗原とし、化学発光酵素免疫測定法（CLEIA）を行った。 Blockmaster™を用いることにより、シグナル／ノイズ比（S/N 比）の劇的な改善が認められた。