DNA Fragmentation Assay Kits (TUNEL)

TUNEL法はin situでDNA断片化を検出する方法として開発されました。アポトーシスによってDNAが断片化された場合、通常、断片化された3'側にOH基を持ちます(3'-OH)。TdT (terminal deoxynucleotidyl transferase)は1本鎖、2本鎖DNAの3'-OH末端にdeoxynucleotide を重合する反応を触媒します。
アポトーシスを起こした細胞ではクロマチンDNAがエンドヌクレアーゼによりリンカー部位で切断され、1個のヌクレオソーム構造を作るDNAの長さ(約180塩基対)を最小単位としてその整数倍の長さのDNA断片が存在しています。
細胞・組織切片を処理した後、細胞内の核における断片化DNAの3' -OH末端部にdUTP-FITC、dUTP-BiotinさらにAvidin-DTAFなどの標識したdUTPを結合させることにより断片化DNAを特異的に検出できます。

※MEBSTAIN Apoptosis TUNEL Kit III（Code No. 8442）は、販売を終了した MEBSTAIN Apoptosis TUNEL Kit II（Code No. 8441）の後継品です。Code No. 8441と同等の感度、性能となっています。

フローサイトメトリーによるアポトーシス細胞の検出

組織切片でのアポトーシス細胞の検出