IL-18

IL-18とは？

L-18は18 kDaのサイトカインで、IFN-γ産生を誘導する因子として発見されました。IL-12と機能的な共通性を持っています。通常IL-18は24 kDaの前駆体として細胞内に存在していますが、活性型caspase-1によって切断されて、成熟型の18 kDaのサイトカインとして細胞外に分泌されます。 MBLは、物質特許のライセンスを取得するなど、近年のIL-18研究に貢献してまいりました。

IL-18と疾患の関わり

IL-18はアレルギーや自己免疫疾患などとの関わりにおいて、注目されています。その他にも、急性腎障害時には尿中に検出されることや、2型糖尿病での関与が示唆されています。

実験例 ： Anti-IL-18 (Human) mAb (Functional Grade)を用いた IL-18の中和活性試験

抗ヒトIL-18モノクローナル抗体（クローン125-2H）をあらかじめヒトIL-18に作用させると、IL-18の活性が中和され、KG-1細胞（ヒト急性骨髄性白血病株）のIFN-γ産生が抑制されます。Functional Grade製品はIL-18に対する中和活性を確認しています。

Anti-IL-18 (Human) mAb (Functional Grade)