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抗HLA class I(HLA-A,B,C)抗体




HLA Classs Iとは

がん治療で注目されている免疫チェックポイント阻害剤やがんワクチン療法において、十分な抗腫瘍効果を得るには、標的となる腫瘍細胞がHLA class I抗原を発現している必要があります。治療法の確立のために腫瘍細胞のHLA class I抗原の発現を適切に評価することが重要とされております。本製品は、ヒトHLA-A,B,Cを認識する抗体です。免疫染色にも使用できるため腫瘍細胞や組織でのHLA class Iの発現の確認に有用です。

  • 使用文献多数のクローン
  • 様々なアプリケーションに使用可能

使用例

Western Blotting

様々なMHC class Iのリコンビナントタンパク質に対する反応性

口腔扁平上皮がん細胞株OSC20を用いた発現確認

  Lane 1: Oral cavity cancer cell line OSC20
  Lane 2: OSC20-A*24:02 (HLA-A*24:02 transfectant)
  Lane 3: K562
  Lane 4: Recombinant HLA-A*24:02
  画像提供:札幌医科大学 医学部 病理学第一講座 教授 鳥越 俊彦 先生

Flow cytometry



  • 免疫組織染色に最適なクローンを選定
  • Ready to useですぐに使用可

使用例

Immunohistochemistry (蛍光染色、用手法)


正常上皮と思われる部位と、浸潤しているリンパ球、マクロファージなど、間質細胞にはHLA class Iの発現がみられますが、癌細胞上(cytokeratin陽性)には発現がほとんどみられません。HLA-DRは単球、マクロファージ系の細胞上に発現がみられます。

組織:頭頚部がん
オレンジ:HLA class I (Code No. D370-3H)
赤:HLA-DR (クローン LN-3)
青:Cytokeratin (クローン AE1/AE3)
画像提供:愛知医科大学 医学部 腫瘍免疫寄附講座 准教授 鈴木 進 先生

Immunohistochemistry (自動機:BOND RX [Leica Biosystems社])
  • 腎臓がん
  • 大腸がん
  • 乳がん


Immunohistochemistry (自動機:VENTANA BenchMark XT [Roche Diagnostics社])
  • 腎臓がん
  • 大腸がん
  • 乳がん