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生活習慣病


抗体を用いた検査薬の開発も行われています

生活習慣病 生活習慣病として厚生労働省のホームページに糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症、高血圧、肥満があげられており、生活習慣病は日本人の死亡原因の2/3を占めています。



糖尿病

小腸からブドウ糖が血管に取り込まれて血中ブドウ糖濃度が上がると、膵臓β細胞からインスリンが分泌されます。組織の細胞表面のインスリン受容体にインスリンが結合すると、体細胞はブドウ糖を吸収して血糖値を下げます。しかし、生活習慣の影響で血糖値が上がっても膵臓β細胞がインスリンを分泌できくなったり、細胞のインスリン受容体の数が減ったり、あるいは働かなくなると糖尿病になります(2型糖尿病)。また、自己免疫反応によって膵臓のメタボリックβ細胞が壊されてもインスリンの産生量が低下し、糖尿病は発症します(1型糖尿病)。

脳卒中

脳卒中は大きく脳梗塞と脳出血に分けられます。脳梗塞は、脳の血管が細くなったり,血栓で詰まって起こります。脳出血では、高血圧や加齢によって脳の血管がもろくなって細い血管が破れて起き、周囲の神経細胞が死んで麻痺や失語症などの症状がでます。

肥満

食べすぎたり、運動不足であまったエネルギーは中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。肥満とは、医学的に体脂肪や内蔵脂肪が一定以上に多くなった状態のことです。からだの脂肪のうち内臓に溜る脂肪が問題だといわれていますが、それは内臓脂肪から分泌されるアディポカインという物質が高血圧や脂質異常症、動脈硬化、糖尿病などを引き起こす原因となるからです。

脂質異常症

脂質異常症は、血液中の脂質、具体的にはコレステロールや中性脂肪が多過ぎる病気のことです。中でも LDL(悪玉)コレステロールが多過ぎると、動脈硬化を引き起こしやすくなります。

心臓病

心臓病には、心臓の筋肉に一時的に血液が行かなくなることによって胸痛の発作が起こる狭心症と、 冠動脈の内腔がふさがって血流が一定時間以上途絶え、その血流で養われていた一部の心筋が壊死してしまう心筋梗塞があります。

高血圧

血管を流れる血液の圧力が高くなると血管壁に負荷がかかり、動脈が傷みやすくなります。また、高い圧力で血液を送り出す心臓の負担が大きくなります。